放送大学北海道学習センター 山田研究室

観光創造研究:この研究分野み足を踏み入れたのは2007年のこと。人を旅へと誘うものは何かという観光創造研究の原的問題に、「他者」と「出会い」という二つのコンセプトを鍛えることでアプローチしています。最近の研究のキーワードは「モビリティ」、「拡張現実」、「偶有性」などです。

コミュニケーション研究:この分野の関心は二つあります。一つは、認知科学分野のコミュニケーション研究への関心です。「心の理論」が私たちの言語使用にどのように作用しているのかを、直示表現の使用から経験的に明らかにすることを試みています。もう一つの興味は、マス・コミュニケーションに関するものです。マス・メディア言説への批判的言説分析を認知言語学の概念メタファーの研究と組み合わせた「批判的メタファー分析」が、経験科学としてのどのような可能性をもつかを探っているところです。さらに2010年以降は、オンライン・コミュニケーションの拡大が社会に及ぼす影響についてモビリティ研究や観光メディア研究とからめながら考えています。

生成文法:私の研究者としての出自は理論言語学です。現在、諸般の事情で、研究は中断していますが、そのうち再開します。主な研究テーマは、語彙-統語インターフェイスの研究、統語と他の認知モジュールの相互関係についての研究などです。

コーパス研究:本格的に研究したことはないのですが、コーパスを言語学、言説分析あるいは言語教育にどのように活用できるかに興味があります。自分の研究への応用を模索中。


放送大学北海道学習センター  山田義裕  
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